ことはじめ

最近でこそ自閉症発達障害が頻繁にメディア等で取り上げられるようになりましたが、少し前までは一般的認知度はとても低いものでした。
自分の子供あるいは兄弟に、なにか普通とは違うものを感じていながら(「普通」の定義も難しいものですが)、でもそれが何かははっきりとわからず、なんとなくここまできてしまったという人がかなりいるのではないでしょうか。
かくいう私もそんな中の一人。私の弟は発達障害者です。発達障害自閉症・知的障害児関係のサイトを徘徊していて思うことは、当のお子さんたちが10歳以下であることが多いということ。それは至極当然のことで、ちょっと前まで発達障害は一般的に知られていなかったから、3歳児検診等でも見落とされていた人も多いはずだし(実際私の弟もそうだった)、当時ネットは普及していなかったから、例え身内に発達障害者がいても、個人で啓蒙活動をしたりコミュニティーを作ったりすることは難しかったし、また情報を得るのも難しかった。
もし、10年前に今と同じくらいこれらの障害に対し理解が深まっていれば。そうしたら、もっと早くいろんなことをしてあげられたのに。早期発見という言葉を聞くと、なんとも言えない気持ちになります。
このブログは、これまでの私の経験・体験や雑感等を述べていくものです。極力個人を特定できるような情報は書きたくありませんが、書こうとしているのは個人的体験。ここのとこをうまく処理できるかわかりませんが、ぼちぼちやっていこうと思います。「思いを吐き出す場所」としての意味合いが強いのですが、もしこのブログの中に、少しでも通りすがりの方にとって参考になることがあればそれはこの上ない喜びです。